メガネに続いてカードが…。落とし物、忘れ物を減らす良い方法って

 皆さんは落とし物、忘れ物をよくされるほうですか。僕はけっこう多いんですよね。

 実は数日前にも銀行のキャッシュカードを紛失してしまった。お金を引き出したときCD(キャッシュディスペンサー)に置き忘れてしまったのだ。紛失に気づいたのはそれから二日後だったので、焦ったのなんの。さいわいカードがよからぬ者の手に渡り、お金を引き出されるなんてことには至らなかったけれど、自分の不注意に呆れるというか、自分が信じられないというか、非常に大げさに言えば「お前は一体何なんだよ」と自分を罵りたい気持ちである。

 落とし物、忘れ物はもちろんこれだけではない。以前このブログで書いたように10月には気に入っていたメガネを紛失してしまった。さらにこの一、二年でなくした物を挙げると、好きだったネクタイピン、買ったばかりの雨傘、ほぼ日手帳についているボールペン(とても書きやすい)、大事にしていたボールペン、読みかけの文庫本……といくつも出てくる。

 僕はどうも物事を考え始めると、そればかりに集中し、ほかのことがひどくおろそかになってしまう傾向が強いみたいである。文庫本などは明らかに、読もうと思って鞄から出しながら、何か考え事に耽り、網棚に置き忘れてしまったのだと思う。やはり何とかしないといけないですね。仕事上の重要な書類は絶対に持ち歩かないようにしているので、それらを紛失するリスクはまったくないが、いまのままでは物が可哀相である。

 これからは行く先々で、その場を辞するとき、持ち物をすべて鞄に入れたかどうか確認しようと思う。でも、それだけで落とし物、忘れ物をゼロにできるだろうか。ほかに良い方法はないものか。何か実践していることがあれば、ぜひお教え下さい。

ご近所グルメの至福 川口界隈のお店、極私的ベスト3は?

 気がついたら今年もあと一週間あまり。年を取れば取るほど月日が速く流れるのには困ったものですね。会社の仕事やら会社以外の仕事やらでいつもバタバタしているのもよくないのかもしれない。そこでたまには心を安らかにして来し方行く末を考えようと今年の手帳(ほぼ日手帳を使っています)を読みかえしていたら、面白いことに気づいた。

 麻布や広尾や恵比寿や六本木で飲む回数が激減しているのだ。仕事での会食を除くと片手に余る回数しかない。では外食の機会が減ったかというと、そんなことはなくて、代わりにご近所グルメの回数が、のめりこむという表現が大げさではないほど、激増しているのだ(大衆居酒屋を巡る回数は変わっていない)。

 もしかしたら、これも年を取ったせいなのかもしれないですね。麻布や広尾や恵比寿や六本木で飲むよりも、自宅にほど近い川口界隈のお店で妻や友人と(まれに一人で)過ごすことの方がはるかに楽しいし、ほっとできるのだ。

 というわけで、今回は自宅周辺のお店ベスト3というきわめてローカルかつ個人的なランキングを挙げてみたいと思います(まあこの日記はいつも個人的なことばかり書いているわけですが…)。


 3位 ラ・セゾン
 川口市幸町にあるフレンチのお店で、料理の味に関しては、率直に言えばここより美味しい店はいくらでもあると思う。でも雰囲気や接客の温かさが懐かしささえ感じさせて、僕はとても気に入っています。年のせいかフレンチを食べる機会が減ったため、最近ちょっとご無沙汰していますが、またぜひいきたいですね。ディナーのコースは3000円弱から5000円強まで。


 2位 トラットリア インダコhttp://r.gnavi.co.jp/e194500/
 座席数30のこぢんまりしたイタリアンで、とても落ち着ける。パスタやピザが美味しくて、ワインの品揃えもなかなかである。和牛の赤ワイン煮込み田舎風とフォカッチャ(平たいパン)を食べていると、幸せな気持ちになれます。前菜やパスタ、サラダ、メーンなどをアラカルトであれこれ食べて1万円くらい。


 1位 膳 僕がいま一番気に入っている焼鳥屋で、こちらも十人も入ればほぼ満席になるような小体な店。鶏白湯(とりぱいたん)スープのラーメン鶏そばは絶品だと思う。僕はいつもホッピーを飲んでいます。

 これらの店にはチェーン店にはないアットホームな雰囲気があって、いつまでも営業を続けてほしいんですよね。川口に来られて食事される機会があったら、このランキングのことも思い出してください。

川口マラソンのハーフ(約21km)の部に出場、危ないおじさんになってしまう

 12月7日日曜日、昨年に続いて地元川口で開催された「川口マラソン大会」に出場した。今年はハーフ(約21km)の男子40歳以上の種目にエントリー。レースへの出場はこれで3度目だが、前2回は10kmだったので、ハーフへの出場は生まれて初めてである。今年4月に吉川なまずの里マラソンに出場した後、毎月200kmから250km走ってきた。いよいよその成果を試すときが来たわけですね。

 さて、結果は? それを書く前に、今日の模様を振り返りたいと思います。


 6:30 起床。顔を洗い、全身のストレッチをする。何となくだるい。このところ目が回るくらい忙しくて、疲れがたまっているせいだろう。

 8:00 青木町公園総合運動場で受け付けをすませ、軽い朝食を食べて出走を待つ。広い公園内は出場する選手たちやその家族でごった返し、立錐の余地もない印象である。

 9:35 いよいよ出走。陸上競技場のトラックをほぼ1周走ってからロードに出るのだが、周囲はけっこうペースが速い。「焦るな。レースでハーフを走るのは初めてなのだ。前半は抑えて、後半、体調と相談しながらペースを上げていこう」。そう自分に言い聞かせながら、周りにあおられないようにマイペースで走る。

 30分ほど走っているうちに体が温まりだし、足の運びが軽やかになっていく。10kmを過ぎたあたりで少しペースを上げ、失速してしまった人たちを抜いていく。何だか気持ちがよくて、笑みが自然にこぼれてくる。ランニングハイですね。10kmのレースよりずっと楽しい気がする。10kmのレースではひたすら追い込んで走ってしまうので、気持ちいいどころかけっこうしんどいのだ。

 そのままのペースを保って、ニコニコしながらゴール(はた目には不気味だったと思う)。タイムは1時間49分で、799人中339位。平々凡々の最たるような結果だけれど、余力を残してのゴールだったのでまずまずかなと思う。それに忙しくて疲れ気味だったですしね(先々週から今週にかけて、会社の仕事をせっせとこなしながら複数の講演とトークセッション、ラジオへの出演、小説の取材、諸々の執筆などを行い、おまけにピアノを人前で弾くことになってしまったので、ショパン夜想曲などを必死に練習していたのだ)。来年4月に出場する予定の吉川なまずの里マラソンでは前半もう少しペースを上げ、最後の2kmでラストスパートをかけて、1時間30分台を狙ってみようと決意する。


 正午、軽いジョギングをしながら帰宅。ドアを開けた瞬間、妻がギャハハハと笑い出した。鏡を見ると顔が塩で真っ白。おまけに鼻水も垂れていて、見るからに危ないおじさんという感じである。

またまた古典酒場のトークショーに出演。ホッピー8時間飲み続ける

 忙しいですね。何だか無闇に忙しい。年末が近づいているのだから当たり前か。

 そんななか、僕が大好きなTOKIO古典酒場』(三栄書房)のトークショー第2弾にまたまた出演させていただきました。今回はムック『東京銘酒肴酒場』の発刊を記念してのイベントで、出演はホッピービバレッジ副社長のホッピーミーナこと石渡美奈さん、ブログ『居酒屋礼賛』を運営する浜田信郎さん、『古典酒場』編集長の倉嶋紀和子さんと僕。第1弾がとんでもなく好評だったとのことでの第2弾開催で、今回は何と1日2ステージである。場所は前回同様、生ホッピーが美味しい市ヶ谷の居酒屋、ハーミテイジきくや。

 14:00過ぎ、きくやに赴き、浜田さん、倉嶋さん、石綿さんと明るいうちから生ホッピーをたくさん飲みつつ打ち合わせを行い、15:10 最初のステージが始まる。今回は僕たちの行きつけのお店、一押しのお店を映像を交えて紹介するという趣向で、参加者、出演者が一体になって盛り上がりまくる。

 ちなみに僕は以下のようなお店を紹介しました。ホッピーはもちろん、料理や雰囲気がとてもいいです。


東京レトロ酒場 ハイカラ」
 地下鉄南北線白金高輪駅至近。もんじゃ&お好み焼き、鉄板焼きの店で、僕はほとんど毎週のように入り浸っています。一押しはコンビーフカレーもんじゃ。ホッピーに合うんですよね。店の内装もなかなかで、落ち着きます(住所:東京都港区白金1丁目28-9ツミジビルB1 )。


「居酒屋 中西」
 表参道は青山スパイラルビルの裏手というおしゃれな一角にある大衆居酒屋。外見はさびれた感じですが、店内は広々として、活気に満ちています。名物はうどんすきでけっこういけます。がぶがぶ飲んで、たくさんをつまみを食べても1人5000円はいかない、青山界隈には珍しい店です(住所:東京都港区南青山5-6-17)。


「炭火焼き ホルモン居酒屋 がま親分」
 京浜急行日ノ出町駅至近で、人に連れていってもらっていっぺんに好きになってしまった。横浜市西区の実家に帰ったときには一人で飲んだりしています。ホルモンなどの焼き物が中心ですが、キムチなどの漬け物もおいしい(神奈川県横浜市中区日の出町1-102)


 トークセッション終了後、近くの居酒屋「三晴」でまたまた飲む。本番中ももちろん飲んでいたので8〜9時間、飲み続けたことになる。よく飲むなあ。
 

不況に負けず生活を楽しむ2 明日の糧を得る勉強会・交流会のすすめ

 アメリ労働省が発表した雇用統計によると、10月の全米の失業率は6.5%と前月から0.4ポイントも上がり、約15年ぶりの高水準に達した。このままいくといずれ二ケタに上昇するかもしれない。日本は4.0%(9月の完全失業率)と小康状態を保っているが、世界的な金融不安が実体経済にダメージを与えている現状を考えると、今後、雇用環境の悪化は避けられないだろう。その結果、個人消費がさらに落ち込み、景気をいっそう低迷させる悪循環に日本経済全体が陥ってしまうかもしれない。

 というわけで、前回に引き続き「経済危機への対処の仕方」です。第2弾の今回は「充実した時間を送りながら明日の糧を得る勉強会・交流会のすすめ」。今度の不況はおそらくかなり長引くと思う。だったらそれを逆手に取って――接待の飲食やゴルフは間違いなく激減するし、残業時間も減る傾向にあるだろうから、浮いた時間を活用して、明日につながることをしようというわけです。


 ●この際だから経済・経営・歴史の名著を読んでみる 
 僕は景気が再び上向くのは2010年の半ばではないかと見ている。そして、その時、頭角を現すのは世の中の変化の本質を見抜く、本当の意味での洞察力を持った人だと思う。ではどうすればそのような慧眼を手に入れられるのか。もちろん魔法の杖のようなものはないけれど、偉大なる先人に学ぶことはやはり重要だと思う。でも読み応えのある名著に挑むのはなかなか勇気がいりますよね。そこで友人・知人数人で読書会を催したらどうかという提案です。

 ちなみに僕は、会食などが減って余るであろう時間を活用してジョン・ケネス・ガルブレイスなど著名な経済学者の本をまとめて読んでみようかなと思っています。例えば『大暴落1929 (NIKKEI BP CLASSICS)』(日経BP社) とか『バブルの物語――暴落の前に天才がいる』(ダイヤモンド社)とか。後者は過去数百年の間に起きた金融バブルを分析した本で、あの1987年10月19日月曜日にニューヨーク・ダウの終値が前週末より508ドルも下がったブラック・マンデーを予測した経緯も語られているとのこと。ガルブレイスの本は基本的に読みやすいし、ジャーナリスティックな意味でも面白いので、楽しみなんですよね。

 加えて、メディアのこれからを見通すための書籍も探してみようと思っています。よく知られているようにネットの登場によって、新聞や雑誌、テレビ、ラジオなど既存のメディアの収益構造に大きな影響を(それも多くの場合マイナスの影響を)与えています。既存のメディアは今後どうなっていくのか、どうすればいいのか、必死に考えてみたいですね。

 ●会計とか、仕事のスキルを高める勉強に挑んでみる
 どんな仕事に就いていても、会計の基礎を学んでおくことはいろんな意味でプラスだと思う。僕は妻が税理士資格取得のための受験勉強をしていた時、一緒にビデオ教材で会計を勉強した。会計とか財務・経理の勉強には、どうも動画が役立つような気がする。そこで提案ですが、会計とか仕事のスキルを高める勉強会を立ち上げたらどうだろう。ビデオなどの教材を1人で購入すると高くつくけれど、数人で購入すれば負担はかなり軽減できるはずです。
 
 それにしても「失われた10年」の後のささやかな好景気が、こんなにあっけなく終わろうとは実は思っていなかったですね。日本の景気拡大期間は「いざなぎ景気」を超えた、などと言われていたのが遠い昔のことみたいである。つい昨年のことなのに…。 

不況に負けず生活を楽しむ(その1) 1人1000円ちょっとで盛り上がる宴会のすすめ

 あの失われた10年を思い出させると言うと大げさだけれど、長い冬の時代がまた到来しそうである。サブプライムローン(信用力に乏しい人向けの住宅ローン)問題に端を発した金融危機実体経済を冷え込ませ、各国経済を世界同時不況の瀬戸際に追い込んでしまった。政府・与党は先月末、財政支出約5兆円、事業規模約27兆円の追加経済対策を打ち出したけれど、GDP(国内総生産)の押し上げ効果はあまり期待できそうにない。今後、ボーナスや賃金のカット、リストラがじわじわと広がっていくのは避けられないでしょうね。

 となると、僕たちにとっては不況にどのように対処するかが重要になってくる。とりわけ、お金を使わず、不況にめげずに生活を楽しむ術はこれからますます大切になると思う。

 というわけで、今回から何度かにわたって「グローバル経済危機に負けず生活を楽しむ法」を考えてみたいと思います。第一弾はすごーく安上がりな飲み会の楽しみ方。


 1、自宅でホッピー&もんじゃ焼きパーティー
 実は僕は最近、自宅でのホッピー&もんじゃ焼きパーティーに凝っているんですよね。美味しいし簡単だし、3〜4人も集まればかなり盛り上がります。
 もんじゃ焼きの作り方は至ってシンプル。小麦粉30gを250ccの水で溶き、刻みキャベツやベビースターラーメン、缶詰のコンビーフなどをお好みの量だけ入れ、ホットプレートで焼くだけです。これにカレー粉を入れてカレーもんじゃにすると、さらに美味しい。
 加えて安上がりなんですよね。小麦粉やカレー粉はだいたいどこの家でも備えているし、キャベツは一玉150円程度、コンビーフも270円程度。ホッピーも周知の通りリーズナブルで、スーパーの特売だと一瓶100円を切ったりする。
 

 2、自宅で(できればこたつで)おでんと日本酒パーティー
 簡単という点ではホッピー&もんじゃ焼きをしのぐと思う。コンビニでおでんを適当に買ってきて、ワンカップの日本酒を燗酒にして飲むだけ。外でおでんで一杯飲んだりするとけっこう高くついて、名の知れたおでん屋などで調子に乗ってたくさん飲んだりすると2人で1万円を超えてしまったりするけれど、コンビニのおでんは1人1000円も出せばけっこうお腹が一杯になる。しかも味についても名の知れたおでん屋に遜色がない。というか下手をするとコンビニの方が美味しいかもしれない。
 おでんパーティーはできればこたつにくるまって楽しみたいですね。BGMには古今亭志ん朝(3代目)の落語が合うと思う。


 3、1000円台のワインでパーティー
 これは何も自慢しているわけではなくて、たまたまそういう機会に恵まれただけなのだが、1本数十万円のボルドーを飲んだことがある。味はと言うと、何だかカビ臭かったですね。罰当たりかもしれないけれど、1000円台で買える「ラ・キュヴェ・ミティーク・ルージュ」や「バロン ド レスタック・ルージュ」の方が美味しい気がする。
 というわけで、安価なワインでのパーティーの提案です。ちょっと奮発してもいいときは、映画監督のフランシス・コッポラ氏が所有するワイナリーのフランシス・コッポラメルロー」がおすすめ。僕がいまいちばん好きなカリフォルニア・ワインで、通販だと2000円台で買える値段なのにもかかわらず驚くほど美味しい。
 ちなみにスーパーで売っているさつまいもの天ぷら(安い!)に醤油をかけて食べると、意外に赤ワインに合うんですよね。騙されたと思ってぜひ試してみてほしい。

古典酒場主催のトークショーでホッピー飲みまくる

 皆さん、お元気ですか。僕は相変わらずほとんど毎日、元気に10Kmから15kmほど走っています。この数週間、いつもより根を詰めて原稿執筆に励んでいたのでブログの更新がややご無沙汰してしまいました。これからはもっともっと頻繁に書いていきたいと思います! 今回は日経ビジネスアソシエ編集長時代の日記「日々平安」風に日々を綴ってみることに…。


 9月30日(火)
 6:00起床、10kmほど走ってから朝食を食べ、少し原稿を書き、10:00過ぎに出社する。いくつかの会議に出席した後、午後、飯田橋で打ち合わせを行い、以降はせっせとデスクワークに励む。
 19:00 新宿三丁目の居酒屋「鼎(かなえ)」で高校時代の親友で劇作家・演出家の川村毅と酒を飲む。ご存知の方も少なくないと思いますが、彼は20代前半で劇団第三エロチカを立ち上げ、岸田戯曲賞を受賞し、1980年代の小劇場ブームの中心にいた。先日、大腸ガンで亡くなった深浦加奈子さんは初期の第三エロチカの看板女優でしたね。深夜までアメリカ型資本主義の終焉などの話題で盛り上がる。


 10月1日(水)
 6:00起床。顔を洗い、メガネをかけようとしたら、いちばん気に入っているメガネがない! 机回りやクロゼットなど部屋中探し回るが見つからない。どこに置いたのだろう。酔っていて記憶が定かではないところもあるけれど、昨晩、自宅のドアを開けるまではメガネをかけていたはずなのだ。だって僕は目が悪くて、メガネをかけていないと鍵を錠に差し込めない。洗面所やほかの部屋も探してみるが、とうとう時間がなくなってしまい諦めて別のメガネをかけ、ランニングに出る。
 10:00過ぎに出社。デスクワークの後、役員、局長が出席する会議に出て、午後は再びデスクワークに励む。
夕食はフジテレビ、幻冬舎の方々と日本酒を飲みつつ盛り上がる。話題はアメリカ型資本主義の終焉など。飽きもせずという感じですが、やはり興味は尽きないんですよね。僕たちは大きな時代の転換点を目撃したのではないかという気がしてならないのだ。


 10月3日(金)
 6:00 起床。メガネは相変わらず見つからない。本当に一体どこへいってしまったのだろう。出社後はデスクワークと会議。なんだか最近、会社での仕事については特筆すべきことはないという感じですね。
 夜、川口在住の友人と自宅近くの居酒屋でホッピーを飲みつつ食事する。話題はアメリカ型資本主義の終焉など(またかよ)。


 10月4日(土)
 6:00 起床。昨日、飲みすぎてやや二日酔い気味である。でも、かまうものかとランニングに出る。いやあ、気合いは二日酔いの薬ですね。10kmコースの往路ではときおり吐き気がこみあげてきたが、復路、霧が晴れたように頭も胃腸もすっきりして快調に走りきる。
 朝食後、メガネ店に行き、いまだに見つからないメガネと同じものを注文する。もう探すのを諦めたのだ。ちなみにブランドはプラダ(PRADA)。

 15:30 ホッピーが美味しい市ヶ谷の居酒屋、ハーミテイジきくやに赴く。今宵は僕が大好きな雑誌『古典酒場』の第5弾『銀座昭和浪漫編』の発売と創刊1周年を記念してのトークショーが開かれ、ホッピービバレッジ副社長のホッピーミーナこと石渡美奈さん、『酒とつまみ』編集長の大竹聡さん、『古典酒場』編集長の倉嶋紀和子さんとともに出演するのだ。
 石渡さん、大竹さん、倉嶋さんと明るいうちから生ホッピーを飲みつつ(美味しい!)打ち合わせを行い、17:00 トークショーが始まる。開始直前に参加者に書いてもらった質問に答える形でトークが進むという趣向で、参加者も出演者もホッピー飲み放題ということもあり、イベントはとんでもなく盛り上がる。これほど参加者、出演者が一体になったイベントは初めてですね。石渡さん、大竹さん、倉嶋さんの話も面白くて、笑い転げてしまう。
 ちなみに僕は新婚時代に暮らした西川口のアパートの部屋がなんと怪しげな風俗店になっていた話や、「金融問題についてちょっと話してみてください」といういくらか挑戦的な質問に答えて、アメリカ型資本主義の終焉の話などをする(ホントですよ)。

 それにしても、こうして振り返ると、ホッピーよく飲んでいますね。もしかしたら水よりも多量に飲んでいるのではないか。そんなわけないか。それはともあれハーミテイジきくや、とてもいい店です。生ホッピーがすこくおいしいし、料理も美味しいし、お店の方々も気さくで親切で入り浸りたくなりますね。