古典酒場主催のトークショーでホッピー飲みまくる

 皆さん、お元気ですか。僕は相変わらずほとんど毎日、元気に10Kmから15kmほど走っています。この数週間、いつもより根を詰めて原稿執筆に励んでいたのでブログの更新がややご無沙汰してしまいました。これからはもっともっと頻繁に書いていきたいと思います! 今回は日経ビジネスアソシエ編集長時代の日記「日々平安」風に日々を綴ってみることに…。


 9月30日(火)
 6:00起床、10kmほど走ってから朝食を食べ、少し原稿を書き、10:00過ぎに出社する。いくつかの会議に出席した後、午後、飯田橋で打ち合わせを行い、以降はせっせとデスクワークに励む。
 19:00 新宿三丁目の居酒屋「鼎(かなえ)」で高校時代の親友で劇作家・演出家の川村毅と酒を飲む。ご存知の方も少なくないと思いますが、彼は20代前半で劇団第三エロチカを立ち上げ、岸田戯曲賞を受賞し、1980年代の小劇場ブームの中心にいた。先日、大腸ガンで亡くなった深浦加奈子さんは初期の第三エロチカの看板女優でしたね。深夜までアメリカ型資本主義の終焉などの話題で盛り上がる。


 10月1日(水)
 6:00起床。顔を洗い、メガネをかけようとしたら、いちばん気に入っているメガネがない! 机回りやクロゼットなど部屋中探し回るが見つからない。どこに置いたのだろう。酔っていて記憶が定かではないところもあるけれど、昨晩、自宅のドアを開けるまではメガネをかけていたはずなのだ。だって僕は目が悪くて、メガネをかけていないと鍵を錠に差し込めない。洗面所やほかの部屋も探してみるが、とうとう時間がなくなってしまい諦めて別のメガネをかけ、ランニングに出る。
 10:00過ぎに出社。デスクワークの後、役員、局長が出席する会議に出て、午後は再びデスクワークに励む。
夕食はフジテレビ、幻冬舎の方々と日本酒を飲みつつ盛り上がる。話題はアメリカ型資本主義の終焉など。飽きもせずという感じですが、やはり興味は尽きないんですよね。僕たちは大きな時代の転換点を目撃したのではないかという気がしてならないのだ。


 10月3日(金)
 6:00 起床。メガネは相変わらず見つからない。本当に一体どこへいってしまったのだろう。出社後はデスクワークと会議。なんだか最近、会社での仕事については特筆すべきことはないという感じですね。
 夜、川口在住の友人と自宅近くの居酒屋でホッピーを飲みつつ食事する。話題はアメリカ型資本主義の終焉など(またかよ)。


 10月4日(土)
 6:00 起床。昨日、飲みすぎてやや二日酔い気味である。でも、かまうものかとランニングに出る。いやあ、気合いは二日酔いの薬ですね。10kmコースの往路ではときおり吐き気がこみあげてきたが、復路、霧が晴れたように頭も胃腸もすっきりして快調に走りきる。
 朝食後、メガネ店に行き、いまだに見つからないメガネと同じものを注文する。もう探すのを諦めたのだ。ちなみにブランドはプラダ(PRADA)。

 15:30 ホッピーが美味しい市ヶ谷の居酒屋、ハーミテイジきくやに赴く。今宵は僕が大好きな雑誌『古典酒場』の第5弾『銀座昭和浪漫編』の発売と創刊1周年を記念してのトークショーが開かれ、ホッピービバレッジ副社長のホッピーミーナこと石渡美奈さん、『酒とつまみ』編集長の大竹聡さん、『古典酒場』編集長の倉嶋紀和子さんとともに出演するのだ。
 石渡さん、大竹さん、倉嶋さんと明るいうちから生ホッピーを飲みつつ(美味しい!)打ち合わせを行い、17:00 トークショーが始まる。開始直前に参加者に書いてもらった質問に答える形でトークが進むという趣向で、参加者も出演者もホッピー飲み放題ということもあり、イベントはとんでもなく盛り上がる。これほど参加者、出演者が一体になったイベントは初めてですね。石渡さん、大竹さん、倉嶋さんの話も面白くて、笑い転げてしまう。
 ちなみに僕は新婚時代に暮らした西川口のアパートの部屋がなんと怪しげな風俗店になっていた話や、「金融問題についてちょっと話してみてください」といういくらか挑戦的な質問に答えて、アメリカ型資本主義の終焉の話などをする(ホントですよ)。

 それにしても、こうして振り返ると、ホッピーよく飲んでいますね。もしかしたら水よりも多量に飲んでいるのではないか。そんなわけないか。それはともあれハーミテイジきくや、とてもいい店です。生ホッピーがすこくおいしいし、料理も美味しいし、お店の方々も気さくで親切で入り浸りたくなりますね。